【News】近況など 年末特別編
冬です。
毎年のことながらこの季節は、銀色に輝く街にキャロルとシナモンの香りで、幸福感クライマックス。プライベートではだいすきな渋谷区へ住所を戻し、だいすきな人たちにすぐに会えるしあわせをかみ締めています。
夏から冬へはあっというまに過ぎて、すっかりご無沙汰してしまったのですが、わたしにとってこれほど充実した日々はありませんでした。
なんといっても、このブログでいちばんにお知らせしなくてはならないことがひとつ。
新刊『乙女のクラシック』(新人物往来社)が、いよいよクリスマスに発売されます。
夏の終わりから秋のあいだずっと書きつづけたこの本は、いわゆるブログ本ではなく、書き下ろしの乙女のための「音楽史」。グレゴリオ聖歌からバッハやモーツァルトやラヴェルの活躍する偉大な3世紀を経て、現代に花咲く乙女たちのクラシックまで。「音楽史」を、プリンセスやファッションの歴史や愛や青春とともに「物語」のように語りたい――
だいすきなマンガ家・勝田文さんによる挿画と、ナクソス・ジャパンの協力によるCD付です。
初の単著であり、分身のようにいとおしいこの本が、皆様の日々の彩りになるよう心から願っています。
『乙女のクラシック』が校了してまだ数日ですが、すでに新しい企画にとりかかっています。次の本は、少女マンガとクラシック音楽の蜜月をさぐる、愛いっぱいのミステリー。大正・乙女デザイン研究所の活動や、昨夜デビューしたばかりのゴルフ・レッスン(!)とともに、すこしずつ経過報告を。
また、この年末は、ほかにも本や雑誌の刊行が相次いでいます。お知らせとともに、この数ヶ月のおもだったお仕事のご紹介をさせていただきます。
今後もいろんなジャンル、いろんな場所で、読者の皆様にお会いできたら――こんなにうれしいことはありません。
筋肉痛で腕が上がらない、
高野麻衣
【近刊】
12月25日 高野麻衣『乙女のクラシック』(新人物往来社)
12月末 宇野常寛 編著『CYZO×PLANETS 月刊カルチャー時評』(サイゾー)
※2011年分連載をまとめたムック、タイトル未定
【連載】
12月4日 許光俊・鈴木淳史 編著『クラシック・スナイパー8』(青弓社)
「乙女ライターMのひみつ日記」最終回――第七音楽界彷徨
12月10日頃 『ぴあクラシック』2011年冬号(ぴあ)
「ルネ・マルタンのミュージック・レシピ」最終回
http://www.tenprint.co.jp/piaclassic/
12月17日 『サイゾー』2012年1月号(サイゾー)
「CYZO×PLANETS 月刊カルチャー時評」
マンガクロスレビュー『虎と狼』『関根くんの恋』『さんすくみ』
※既刊でとりあげた作品に関しては、年末発売のムックでご確認ください。
【コラムなど】
■『CDジャーナル』10月号
特別企画「まんがCDジャーナル」にて、クラシックまんがコラム寄稿
■WEB連載空間『ぽこぽこ』(太田出版)
近江陽一郎(D2)インタビュー
http://www.poco2.jp/special/interview/2011/09/801chan/
■東京文化会館「青少年のための舞台芸術鑑賞プログラム」
バイエルン国立歌劇場『ナクソス島のアリアドネ』ほか解説
■ニコ生公式番組『オタク女子文化研究所』「『TIGER & BUNNY』で相棒論SP!」出演
http://live.nicovideo.jp/watch/lv66348891
■『近代ニッポンしおり大図鑑』(山田俊幸 監修、羽島知之・竹内貴久雄 編、国書刊行会)
コラム「少女雑誌の読者世界」寄稿 ほか
【出演】
12月21日 ニコ生PLANETS12月号「惑星開発大賞2011」 http://live.nicovideo.jp/watch/lv30083561