2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧
RENAISSANCE ニール・ジョーダンが手掛けたドラマ『ボルジア家 愛と欲望の法王一族』も最終回。ジェレミー・アイアンズ演じる法王の描き方がロマンティックであること、システィーナ礼拝堂や宮殿に流れる音楽、そしてチェーザレとルクレツィアの兄妹(写真)…
INTERIOR 2014年おきにいりの一枚。花を欠かさないのはもちろんですが、「壁で人生のストーリーが7割決まる」ときいてから、そこをいかに彩るかを意識するようになりました。やっぱり一番ほしいのは本物のアート。名画のレプリカより、橋爪彩さんのような、…
2014年は、さまざまなスタートの年でした。 このSalonetteのリニューアルもそのひとつ。1年の終わり、アルバムの写真を整理するように、ゆったりとすてきな思い出を振り返りました。 感謝をこめて、恒例のHIT LISTをご紹介します。 ART Teaser of "Rei…
新連載「高野麻衣の劇場日記」の第2回は、年末年始の祝祭的な劇場での過ごし方。 着飾って出かける街。色とりどりのドレスに、燕尾服の黒。シャンデリアの光に映える美しい楽器のゆらめき。鳴りやまぬ拍手―― ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートや東…
OTTAVA Domenicaも2014年最後の放送でした。 本日のゲストは、26日に新譜『天使のハープ』をリリースしたばかりの西山まりえさん。5つのハープが鎮座するご自宅のサロンにお邪魔して、インタビューと試演(はじくだけ)までさせていただきました。 まりえさ…
東京国立博物館で開催されていた「エルメス レザー・フォーエバー」展。 年末のあわただしさの中でご紹介が遅れたが、すばらしい展覧会だった。エルメスのルーツである馬具や鞍から、歴史を彩った名品の数々、6世代にわたって伝承されてきた職人のテクニッ…
結婚発表直後の杏ちゃんの笑顔も晴れやかな25ans 2月号。 特集「LOVEこそすべて!」にて、20年に及ぶ萩尾望都先生への愛を語らせていただきました。『トーマの心臓』での出会いから、『残酷な神が支配する』で構築された10代の趣味嗜好のこと、現在の『王妃…
キリスト教は私にとって、永遠の、憧れの舶来のドレスだ。 物語のなかに登場する美しい文語体の祈りの言葉。クリスマスのごちそうやキャロル。旅先で出会った中世の聖書の装飾。妙なるバランスで並んだ教会の尖塔。あるとき見た、ステンドグラスごしの厳かな…
「Symphonic Forest~聖なる森のクリスマス~」をテーマに、音楽を奏でるツリーが出迎えてくれる表参道ヒルズ。 ツリーのふもとに広がる「OMOTESANDO HILLS CHRISTMAS MARKET with Perrier ~森のクリスマスマーケット~」は、わたしにとって待降節のサンクチ…
冬至である。 アドベントの最後の週末に、Silent Music「Angel」展へ伺った。 Silent Musicは「心を澄ますと聞こえてくる音楽」をテーマに、ピアニスト久保田恵子さんが主宰する密やかなサロン。 隠れ家のような中庭から一歩立ち入ると、ふわりとViolaの香り…
本日の OTTAVA Domenicaは、指揮者にして鍵盤奏者にして作曲家の鈴木優人さん&「国際音楽祭NIPPON」芸術監督を務めるヴァイオリニスト諏訪内晶子さんのWゲスト。 豪華にお届けする、クリスマス・スペシャルでした。 目白のスタジオにお招きした鈴木優人さん…
「第九」といえば日本の年末。すこし泥臭いイメージで、少女時代は苦手な演目だった。モーリス・ベジャールのバレエ作品に奇しくも描かれているとおり、万人で声を合わせ歌うというお祭り騒ぎのなかには、物理的心理的な何らかの事情でそれにのることのでき…
Toreador, en garde! Toreador, Toreador! METライブビューイング『カルメン』を観てからずっと、「闘牛士の歌」ばかり口ずさんでしまう。ヒット曲ってすごい。 そして今回もまた、「どう考えたって闘牛士エスカミーリョが好き」といういつもの結論に落ち着…
2014年全英チャート2週連続1位を獲得した、ロンドン発のヴォーカルグループVOCES8(ヴォーチェス・エイト)。月曜の夜、表参道のApple Storeでライヴイベントが開催された。開放的な店内はもちろん、やさしいイルミネーションに包まれた歩道まで、観客がいっぱ…
本日のOTTAVA Domenicaは、ヨハン・シュトラウス2世のワルツ「投票」からスタートしました。1861年、ついに選挙権を獲得したウィーンの人びとの喜びのファンファーレに、投票所への足取りも軽くなりそうなワルツです。クリスマス特集第3弾のゲストは鍵盤奏…
《白のシンフォニー No.3》 1865-67年 バーバー美術館(バーミンガム大学附属)The Barber Institute of Fine Arts, University of Birmingham [12/13追記] ご好評のうち、終了いたしました。ありがとうございました。 音楽的な美の世界を描き出そうとしたホ…
京都より横浜へ、いよいよ「ホイッスラー展」がやってきた。 ジェームズ・マクニール・ホイッスラー(1834-1903)は、ちょうどヴィクトリア女王の治世とともに生きたクロス・チャンネル(英仏海峡を往復)の画家だ。 アメリカに生まれ、パリで学び、19世紀末…
OTTAVA Domenicaのクリスマス特集第2弾は、バッハ&ボブ・チルコットのクリスマス音楽からスタートしました。先週はじめて訪れたジブリ美術館もちょうどアドヴェント。 「クルミわり人形とネズミの王さま」展が開催中で、クリスマスを想う気持ちが高まった…
同志・小橋めぐみさんとのお茶会、先日はウィーン風味。 気になっていた銀座のオーストリア料理店にティータイムがあることを知り、ケーキセットで全6種類をいただいた。 チョコレートが大好きだったハプスブルク家のケーキは見た目が地味だが、その深い味わ…
日曜日、三鷹の森ジブリ美術館を訪れた。森、とは比喩ではなく、井の頭恩賜公園の広大な敷地の一部。紅葉がはじまったばかりの木々に囲まれた洋館は、そのまま映画のなかに登場しそうな佇まいだった。ちょうどアドベントのタイミングで、館内いっぱいにクリ…