2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧
美術館ウィーク、ラストは薔薇の咲く三菱一号館美術館へ。 週末にスタートした「画鬼・暁斎:幕末明治のスター絵師と弟子コンドル」展は、河鍋暁斎と三菱一号館を設計した英国人建築家コンドルの師弟関係をフィーチャー。ここでしか味わえない贅沢タイムトリ…
6月最後のOTTAVA Domenicaは、2か月ぶりの芸劇ウインド・コーナーから。フルートの杉山翼さん&窪田恵美さんをゲストに迎えます。 フルート奏者の秘密や楽器の魅力はもちろん、恒例の林田さん体験コーナーも。 強力な新キャラ(天然王子&ツッコミ系女子)…
美術館ウィーク、2日目は乃木坂へ。 国立新美術館でスタートした 「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展 from 1989」は、われわれの世代にはたまらない思春期再放送博覧会だった。 1989年というのは、忘れられない年だ。はじめに昭和が終わり、天安門事件が起…
今週のSalonetteは美術館ウィーク。まずは本日スタートの「ボルドー展」内覧会へ。 2007年、ガロンヌ河岸の歴史地区を中心とする街の一帯が世界遺産に登録された「月の港ボルドー」。「どうして月の港?」「世界一エレガントな街ってなぜ?」という疑問に応…
本日は「夏至祭の夜」と題して、北欧の白夜の幻想的なお祭りや、妖精と魔物が飛びかう不思議な音楽を特集します。登場するのは、 アルヴェーン「夏至の徹夜祭」 グリーグ「5つの詩~第2番:私は夏の夕べにさまよい」 ムソルグスキー「はげ山の一夜」 ドビ…
まもなく夏至。 ここ数年、夏になるととりわけ香りが恋しくなる。草花の香り、水の香り、夜風の香り、太陽の香り、雨の香り。無意識に感じていた香りに、どんどん敏感になっていく。 最近友人に「おちこんだとき、気分を上げるためにすることは?」と聞かれ…
「奇兵隊士武廣遜ほか写真」明治2年(1869)9月/個人蔵 2015年大河ドラマ特別展「花燃ゆ」の内覧会へ(6/17 江戸東京博物館)。 幕末から明治を舞台に、吉田松陰の妹・文と周囲の人々を描いた今年の大河ドラマ。長州藩の久坂玄瑞や高杉晋作ら、松下村塾の門下…
まもなく夏至。 東京フィルハーモニー交響楽団7月の定期演奏会は、馥郁たるヨーロッパの香りがただよう、初夏にぴったりなプログラム! ――ということで、定期公演プログラム5月号および公式サイトにて、聴きどころコラム「音楽で分かちあう、親密(インテ…
本日のテーマは「ばらの咲く庭」。6月に咲く愛すべき花を主役に、雨にぬれた庭の情景や英国庭園のようすを表現しました。表題のラターのマニフィカトのほかにも、演奏曲リストのことばたちがあまりに美しかったので、一部を抜粋してみましょう。 ドビュッシ…
1945年、戦後のパリで"Open your Appetite!"(好奇心を解放させて)を合言葉に創刊された雑誌「ELLE」。 本日は盟友ガーリエンヌと、女性とともに70年を歩みつづけたELLEのイベント「ウーマン・イン・ソサエティ(社会を生きる女性)」へ行ってきた。 日本で…
そのオペラの名は『ばらの騎士』という。 照明が落ちた劇場に最初に鳴り響くのは、4本のホルンの雄叫び。寄りそうようにまとわりつくストリングス。そしてまたホルンがいななく。いななきはストリングスとともに次第に切羽詰ったように上昇し、頂点に達した…
2周年を迎えた連載「ルネ・マルタンの音楽日記」。 『ぶらあぼ』時代から数えると丸9年。フランスや世界中で活躍している音楽プロデューサー、ルネ・マルタンの“世界唯一の担当編集者”として、彼の近況やお気に入りCDをご紹介しています。 5/25に発売され…
6月最初のOTTAVA Domenica、テーマは「メランコリア」。 3日にダウンロード配信限定で発売されたNAXOSの新コンピレーション『憂鬱なガイヤルド』をヒントに、「じゅうぶん浸れるくらいメランコリックで、でも、ほんのすこし優しさをまとった音楽たち」を大…
バッハ・コレギウム・ジャパン「ルター500プロジェクト」のスタートにあたる、第113回定期演奏会へ(6/6 東京オペラシティ コンサートホール)。 マルティン・ルターの宗教改革は2017年でちょうど500周年。ドイツを中心にしたヨーロッパ各地で、祝賀ムードが…
6月である。 春からすこしずつラジオ学習しているフランス語のテキストがバラの花。それだけで幸福なくらい、私はこの花がすきだ。 バラは6月の誕生花。季語も夏。でも、6月ときいて梅雨よりバラを連想するようになったのは、10代のころに出会ったロバー…