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Mai Takano Official Site

2012-01-01から1年間の記事一覧

【Life】わたしの「クリスマス・キス」

こんばんは、高野麻衣です。すっかり寒くなりましたが、いかがお過ごしですか? 新刊『マンガと音楽の甘い関係』の告知も始まり、同時に花園会でも、来年春に向けてイベント(念願のオープンパーティ!)の企画が浮上し、個人的には浮き立つような日々。年の…

【Stage】乙女のタカラヅカ案内、はじめます

こんにちは、高野麻衣です。 去る18日の文学フリマ、および通販にて紙版「花園magazine」第1号をお求めいただいたみなさま、ほんとうにありがとうございました。おかげさまで用意した100部が完売いたしましたので、昨日、受付を一度締め切らせていただきま…

【Music】ほんとうに高ぶると、ひとは | GIFT of SMAP -CONCERT TOUR' 2012-

こんにちは、高野麻衣です。 金木犀の香りも漂いはじめる10月。そろそろ今年のプレイバックなんかも視野に入れはじめる季節ですが、私はいままさに、わが2012年を象徴するグループに夢中です――その名もSMAP!いまさらSMAPです! 私はSMAPの歌が好きです。90…

【Music】英国紳士と紅茶/STING 『ラビリンス』

こんにちは、高野麻衣です。 晩夏のひと月は毎年「ヴィクトリアン強化月間」みたいなものなんですが、この秋はひどい。女王陛下のジュビリーやロンドン五輪もさることながら、映画版ホームズとドラマ『SHERLOCK』に火をつけられた英国萌えがとどまることを知…

【Life】HIT LIST of 2012 Summer @MAI TAKANO

こんばんは、高野麻衣です。 ガーリエンヌちゃんの夏のHit Listがとても楽しかったので、わたしもしてみました。 ささやかな「夏のアルバム」、楽しんでいただければ幸いです。 ●Garden 現在、新刊に向けて実家近くの祖父の家で合宿中。 広い座敷の緑の簾越…

【Art】真夏の夜のドビュッシー/ブリヂストン美術館「ドビュッシー、音楽と美術」展

7月は、まるでパラダイスのよう。 その気分は、七夕を過ぎて、凌霄花の咲くのを見た頃から加速していって、海の日あたりで頂点に達する。逗子マリーナに出かけてボートに乗って、今年の花火はどこでみようなんて話して――そういう夏らしい夏もだいすきだけれ…

【Movie】遊びをせんとや | 大河ドラマ『平清盛』

京都へ行きたい。 大河ドラマに夢中になると、一年中そればかり言っている。 いや、ほんとうに夢中なの『平清盛』。 第1回の、近年まれに見る禍々しさの貴種流離譚――「王家の犬め!」から主題歌にいたるまで、一目ぼれだった。 中宮璋子のもののけぶり*1、…

【Art】それはわたしの恋人/ルドゥーテの「バラ図譜」展とコンサート

6月になれば思い出すのもの―― わたしはだんぜんバラの花。年ごとの薔薇見(ばらみ)のせいかもしれないし、バーンズの詩のせいかもしれない。 ああ 恋人は赤い赤いバラのよう 6月に花咲く ああ 恋人は音楽のよう 甘い調べ ここには美しいものの象徴――最上…

【お知らせ】オタク女子文化研究所「はじめての宝塚」、出演!

5月が終わってしまうことにうろたえています。 美しい5月、バラの花の5月…… だいすきな季節に体調を崩してしまい、関係者さまにはご迷惑をおかけしました。 ようやく調子が戻って幸福なので、キープできるよう、自分史上最高に規則正しい生活をしています…

【お知らせ】ニコ生PLANETS「『文化時評アーカイブス』、その後」、出演!

サイゾーでの連載がまとまったCYZO×PLANETS増刊『文化時評アーカイブス』、おかげさまで重版が決定いたしました。 執筆者のひとりとして感謝いたします。 マンガのレビューとしてははじめてのまとまった仕事、至らないところもありますが、未読の方にも読ん…

【Music】Paris, Je t'aime~序文(ラ・フォル・ジュルネによせて)

アートってなんだろう? そんなことを、このところずっと考えつづけている。 人によって対象は違うけれど、たとえばわたしはクラシック音楽が専門分野なわけですが、なんでそれを選んだのかと問われると謎。家族の影響ではない。学校で特別な経験をしたわけ…

【新連載】別冊マーガレット新増刊『bianca』にて、「放課後カルチャータイム」

本日デビューの別冊マーガレット新増刊『bianca』(集英社)にて、カルチャー連載「放課後カルチャータイム」がスタートします。 『bianca』は、別冊マーガレットや少女マンガの枠にとらわれない読み切り作品集。 香魚子、アルコ、Team.きんだいち、中原アヤ…

【Music】乙女のラ・フォル・ジュルネ案内2012

GWの定番ラ・フォル・ジュルネ音楽祭(通称LFJ)が、今年も近づいてまいりました。 1995年、フランス・ブルターニュの都市ナントで生まれたクラシック音楽フェス、日本上陸から早いもので7年目。45分程度のコンサートがおよそ150公演、タイムテーブルから聴…

【Movie】アイリーン・アドラーという女/『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』

だれにだって「あこがれヒロイン」がいるとおもうのですが、あなたならだれを選ぶ? わたしは昔からヴィクトリア朝のロンドンと、ホームズと、彼の「美しきエレーヌ・アドラー」がだいすき。 それでいて峰不二子――「いい女っていうのはね、自分で自分を守れ…

【Movie】 秘密の花園

この春、仲間と「花園magazine」を創刊しました。 そもそもどうしてわたしたちの集りを「花園会」と名づけ、“雑誌”のタイトルにまで冠したのか――いろんな理由があるけれど、わたしの場合このバーネットの小説、そしてアニエスカ・ホランドによる映画を抜きに…

【お知らせ】「乙女のクラシック」講座、開催!

もうすぐ、春です。 フランスからは“春を運ぶ男”ルネ・マルタンも来日中。*1 最近のわたしはまた、だいすきな『マリー・アントワネット』をBGVにマカロン色のドレスや靴をとっかえひっかえしながら、「たくさん出かけてたくさんひとと会う月間」に突入してい…

【Books】萌え男子がたり | 『トーマの心臓』『銀魂』他

土曜の真夜中、敬愛する編集U氏と萩尾望都について語った。 仕事のためにまじめに語っていたのに、いつしか話題は、 「わたしたちはどんなにオスカー・ライザーを愛しているか」 に終始していた。 いつものことである。聴覚派で情動型のわたしと視覚派で思考…

【Books】続 萌え男子がたり | 『トーマの心臓』『銀魂』他

【Books】萌え男子がたり | 『トーマの心臓』『銀魂』他 - Salonettewww.salonette.netとはいうものの、やはり「ルーツはオスカー」、ということを書いたのが以下の記事である。 ちなみに、わたしが大河ドラマについて「西行、西行」とうるさいのも、おそら…

【Life】優美ということ

好きな色は白。 好きな花は庭に咲く薔薇。 美しい唇でいるために美しい言葉を語る。 そういうわたしを形づくったのは、きっと、オードリー・ヘプバーンだとおもう。だいすきな祖母のだいすきな女優として、アン王女役の彼女を知った。 訃報を聞いた朝はいっ…

謹賀新年

ついに『乙女のクラシック』が刊行され、たくさんのひとに祝っていただき、そんなすばらしき先達や仲間への愛と感謝でしめくくったはずの2011年だったが、実をいうといまだにしめくくった気がしていない。経理業務という仕事のせいではあるのだが、休暇をと…