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2010-01-01から1年間の記事一覧

グッドガール強化月間

昨日は、小花の裏地のバッグを見つけた。 今日は、裾上げしていたキャメルのトレンチコートが届いた。 新しい靴はまだ見つかっていないけれど、日ごとに秋の気分が高まっていく。 秋のアイコンは、『17歳の肖像』のジェニー(キャリー・マリガン)に決定。 …

女王陛下のボンベイ・サファイア

そのホテルは、23室の小さなものだった。 地主が、自分の客をもてなすためのタウンハウスとして構想したのが、元になったらしい。 いまおもうと、オーナーは英国貴族になりたかったのかもしれない。 彼は馬が好きで、馬主であり、英国の建築とブラントンを愛…

ある四畳半神話

そうだ 京都、いこう。 と思い立ってからこの方、生活に本来あるべき張りが出てきたのである。 なぜ京都なのかといえば、お察しのとおり祇園祭(=池田屋)ではあるのだが、そこに輪をかけてわたしをかの地へと向かわせるのが折からの四畳半主義者たちである…

ディスカバー、日本の夏

司馬遼太郎、中原淳一あるいは四畳半の影響もあってか、最近はどうにも和に惹かれてしまう。 いっそうすものの着物を涼やかに着こなし日傘をさして歩きたいとすらおもうが、着付けができないので早々にあきらめ、簾をたらし風鈴を鳴らし冷たい緑茶をいれた部…

ボーイズライフ・アゲイン

使命感にかられ携帯電話を開くと、「以前のツイートは15日前」になっていた。 というのはよくある話(※前項参照)だが、それまでの二週間実益のあることなど何一つしていなかった、というわけでもなく、依頼の原稿、連載の原稿、恋人との喧嘩、様式美につい…

a Day in Our Life

ときどきネット世界に対して「逆ひきこもり」をしてしまうのだが、そういうときはたいていなんらかの命題に夢中になっている。 リアルでは仕事に出かけるしデートもする。 ただ、その隙間にディスプレイと向き合う暇があったら本を読み進めたいレコードを漁…

男の色気に酔うということ

あと5日。 映画の公開をこんなにも待ち望むのは何年ぶりだろう。 もしかしたら20世紀の末に、ヘインズの『ベルベット・ゴールドマイン』でシネマライズに日参したとき以来かもしれない。 ディズニーでもジブリでもない純然たる「アニメ映画」なのに、驚くほ…

あなたの世代へくちづけを

荷宮和子『宝塚バカ一代』(青弓社)を再読。 タイトルに大きく「宝塚」とあるが、この本はよくある「わたしの半生と宝塚」でも、もちろん「宝塚入門」でもなく、「女おたくとは」というテーマのエッセイ集である。 ひいては「男という生き物が、どれほど迷…

蒼樹紅のこと

『バクマン。』(大場つぐみ/小畑健、集英社JC)は、リアル出版界(少年ジャンプ編集部)を描いた物語でありながら、ジャンプマンガの王道―― ・ 能力を秘めた主人公と相棒との冒険の旅 ・ 強敵に次ぐ強敵(やがて仲間になる) ・ 友情努力勝利!!! ・ 冒…