2015-01-01から1年間の記事一覧
大晦日の午後、ゆったりとすてきな1年を振り返る―― 一年間の感謝をこめて、恒例のHIT LISTをご紹介いたします。 ●WORKS 2015年は、この数年で広げた自分の仕事を見つめなおし、なにがほんとうに大切なのかを学ぶ「成長」の年になりました。 OTTAVAや東京フ…
音楽雑誌「モーストリー・クラシック」2月号の特集は、クラシックと映画音楽。 この特集のなかに、1月公開のドキュメンタリー映画『ロイヤル・コンセルト・ヘボウ~オーケストラがやって来る』に登場した、ケルステン・マッコール(首席フルート奏者)&グ…
現在タワレコで配布中のフリーマガジン「intoxicate」 12月号にて、11月に来日したロイヤル・コンセルトヘボウ管(RCO)のケルステン・マッコール(首席フルート奏者)&グスターボ・ヌニェス・ロドリゲス(首席ファゴット奏者)へのWインタビューを掲載して…
週明けの14日(月)から、JFNの音楽番組「Memories & Discoveries」にて、「クラシック・プレイリスト」のレギュラーリコメンダーを担当をすることになりました。 「Music & Discoveries」は毎週月曜日〜木曜日28時〜29時30(毎週火曜日〜金曜日、朝4時…
去る11月、二期会がヨハン・シュトラウス2世のオペレッタ『ウィーン気質』を上演した(11/21-25 日生劇場)。 二期会のスター歌手たちが揃うのはもちろん、元・宝塚歌劇団の荻田浩一(愛称オギー)氏が演出を務めるということで、周囲の宝塚ファンからもな…
11/25に発売された『ACT4』69号での話題は、いよいよ詳細が明かされたラ・フォル・ジュルネ2016。カリスマ音楽プロデューサー、ルネ・マルタンが「自然/ナチュール」という普遍的なテーマを思いついた経緯を語ります。 私たち人間は太古の昔から、四季の変…
11月23日に開催された第21回文学フリマ東京にて、紙版『花園magazine』Vol.7 2015秋冬号が発売されました。 「ガーリーと大人は、けっして相反するものではない」という思いのもと、大人への憧れ、大人になることの楽しさ、そして「大人って何?」ということ…
10/28発売の25ans 12月号「『お嬢さん』の時代」特集にて、お嬢さんの登場する少女小説クラシックスとマンガ『坂道のアポロン』を紹介させていただきました。 35年前からお嬢さんたちに注目し続けてきた25ansが今、改めて理想とする女性像は、進化した”NEWお…
10月22日から10日間にわたって、六本木ヒルズ他で開催された第28回東京国際映画祭が閉幕しました。 ソニー・ミュージックエンタテインメントのポータルメディア「エンタメステーション 」では、映画評論家ではない“フツーの女子”による「TIFFリポーターズ」…
10月22日より六本木ヒルズにて開催中の、第28回東京国際映画祭(TIFF2015)。 ソニー・ミュージック・エンタテインメントのポータルメディア「エンタメステーション 」では、映画評論家ではない“フツーの女子”による「TIFFリポーターズ」を結成し、連日レポ…
10月19日未明の先太鼓につづき、神社での「御霊移し」と「木遣り上げ」が行われると、おしゃぎりの巡行がはじまる。 岩船のおしゃぎりは全9台。二層二輪造り。お囃子台である一階の上に唐破風のひさしがめぐり、二階には町内ごとの飾り、その上に「雨障子」…
越後村上の港町・岩船。わが故郷。 この町の人間にとって、10月19日の「岩船大祭」は1年のクライマックスである。故郷には、「盆正月より祭に帰る」ような祭バカが多く、父は典型的な祭バカ。父に似たわたしは確実に、その血を継いでいる。 1300年の歴史を…
10月も半ばを過ぎ、芸術の秋を満喫している人も多いはず。展覧会に読書に映画……なかでも観劇は、デートやパーティーと並んでおしゃれのしがいがあるシチュエーションだ。 25ans「エレ女の美容道」特集でも表明したとおり、「正装は人ありき」。劇場の人々に…
©Tokyo Philharmonic Orchestra 昨夜、10月の定期演奏会がスタートした東京フィルハーモニー交響楽団。 ミハイル・プレトニョフの輝かしい美音を堪能できるリムスキー=コルサコフのオペラ『不死身のカッシェイ』で、そういえばはじめて東京フィルを意識して…
創業131年のローマのジュエラー、ブルガリ。 現在、上野の東京国立博物館・表慶館では、1884年から今日に至るまでの貴重な作品を集めた回顧展「アート オブ ブルガリ 130年にわたるイタリアの美の至宝」が行われている。 ブルガリといえば、一目でほかとの違…
9/28発売の25ans 11月号「これがエレ女の美容道!」にて、王室ジャーナリストのにしぐち瑞穂さんとのプリンセス対談を対談を掲載していただきました! 今年で35周年を迎えた25ans美容の総まとめとして、今月は真正面から「エレ女の美容道」に向き合います!3…
OTTAVA Domenica Specialもいよいよ最終回。テーマは「カフェ」と「自由の大地」。パリやウィーンのカフェ、そして日本の喫茶店文化ではぐくまれた音楽、そして20世紀のクラシックの中心地となった自由の国、アメリカです。 バッハ:コーヒー・カンタータ「…
9/25に発売された『ACT4』68号での話題は、35回目を迎えた夏の音楽祭ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ・フェスティバルと、この9月にロシアでスタートした新しいラ・フォル・ジュルネ! 世界中にどんどん広がっていくラ・フォル・ジュルネの輪とルネ・マル…
[9/27 追記] たくさんのお問合せをありがとうございます。お申込み・お問合せは、お早めにお電話(042-441-6150)でどうぞ。たづくり休館日(9月28日・29日・30日、10月1日)は申込受付できませんので、ご注意ください。 まもなく10月、新学期の季節ですね。…
今月のOTTAVA Domenica Specialでは、ワンテーマで綴る2時間の音楽プログラムを、毎週2本ずつお送りしています。 第3週のテーマは「伝説」そして「愛と死」。中世からつづく音楽の物語、とりわけロマン派の根幹をなすパシオンの世界です。 ヒルデガルト・…
今年は、ドキュメンタリー映画の当たり年なのかもしれない。 そんな確信を抱いたのは映画がはじまってすぐ、ボリショイ劇場の元バレエ芸術監督アキーモフが、こんなふうに語りだしたときだった。 ボリショイ劇場は、定期船と同じだ。航海を続けることを運命…
発売中の小学館コミック文庫『暁のARIA』最終第7巻にて、巻末エッセイ「音楽に愛された、女優の一生」を掲載していただきました。 2013年に『マンガと音楽の甘い関係』を上梓して以来、「マンガ好きの音楽ジャーナリスト」あるいは「音楽にこだわるマンガ読…
この夏、私は岐路に立っていた。 生命にかかわるような話ではないのだけれど、私生活や仕事において「ほんとうにやりたいことは何か」「漫然とつづけているものはないのか」という自問自答をしつづけた数か月だった。たとえば職業的には、やりたいことをやっ…
今月のOTTAVA Domenica Specialでは、ワンテーマで綴る2時間の音楽プログラムを、毎週2本ずつお送りします。 第2週のテーマは「宮廷」と「祈り」。音楽史を牽引してきた王侯貴族や教会と音楽家たちの関わりを軸に、権力はほんとうにただの悪なのか、「ノ…
現在公開中の映画『バレエボーイズ』のチラシとプログラムにて、コメントを掲載していただきました。 15歳。一生忘れないと語った、更衣室の友情。でも夢を追いはじめたとき、その関係は変化していく――。チーム男子の輝きはもちろん、葛藤と別れが胸に響くド…
9月になりました。 今月のOTTAVA Domenica Specialでは、ワンテーマで綴る2時間の音楽プログラムを、毎週2本ずつお送りします。 第1週のテーマは「自然」と「ノクターン」。作曲家たちを惹きつけてやまない風や森や海、そして夜という時間について思いを…
OTTAVA Domenicaの一大イベント「I LOVE チャイコ」、いかがでしたか? 集計結果は以下のとおりです。 第15位:祝典序曲「1812年」 第15位:ただ憧れを知る者のみが...第14位:歌劇「エフゲニー・オネーギン」 第13位:ピアノ三重奏曲イ短調「偉大な芸術家の…
夜になると、もうすっかり秋の気配が漂うようになった。夏は、なんてはかなく終わってしまうのだろう! 青空。蝉の声。凌霄花。気だるい空気。夏休みの図書館。プールサイドの音。海の匂い。星。花火。盂蘭盆会を過ぎたとたんに一気に訪れる、なにかが終わっ…
©Kouichi Miura 今週のテーマは「エターナルサマー」。晩夏の気配とともに、あざやかな夏の思い出をたっぷりお届します。 アンダーソン: 夏の名残りのばら シューマン: ロマンスとバラ―ド 第4集 op.146~夏の歌 アイアランド: 夏の夕べ ピアソラ: ブエノス…
今週のOTTAVA Domenicaのテーマは「星、月夜、宇宙」。 天体観測やプラネタリウムでみた夏の夜空を思い浮かべながら、信仰やあこがれを秘めた音楽の数々をご紹介します。 ブクステフーデ:暁の星のいと美しきかな シューベルト:夕べの星 D.806 カベソン:賛…