【掲載情報】ACT4連載「ルネ・マルタンの音楽日記」にて、モディリアーニ弦楽四重奏団と再会

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9/25に発売された『ACT4』68号での話題は、35回目を迎えた夏の音楽祭ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ・フェスティバルと、この９月にロシアでスタートした新しいラ・フォル・ジュルネ！世界中にどんどん広がっていくラ・フォル・ジュルネの輪とルネ・マルタンのバイタリティに、あらためて感服です。

タイトルにした「人生におけるステップ」は、ラ・ロック・ダンテロンで出会ったある常連客のひとことから。

この音楽祭の素晴らしさは会場をとりかこむ自然――樹齢数百年のプラタナスの並木、聴きながら頬にあたる心地よい風、満点の星々――もあるのですが、初年度から関わっているボランティアや、ピアノ愛あふれる観客たちがつくる温かい雰囲気も欠かせません。ある婦人はマルセイユ在住。1985年以来、毎年３日間ラ・ロックを訪れるのが恒例となっていると言っていました。「ここに来ることが、私の人生における毎年のステップなの」と微笑んでいたのが印象的でした。

「習慣」と意味あいのほうが強いセリフでしょうが、ダンスのステップのように繰り返しながら、たしかに前進している感じ。美しい情景とともに心に残りました。

ちなみに今月ご紹介したCDは、今年のラ・ロック・ダンテロンで大トリを飾ったモンティ・アレキサンダー、そして11月の来日も楽しみなモディリアーニ弦楽四重奏団の新譜。