Salonette

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永遠の間ずっと

永遠に
美は神の素晴らしい姿を明らかにする
美よ
永遠に
神がその顔に鏡を当て、神は自分の美に見とれる
永遠に
バクリ:《3つのラブ・ソング》op.96

なんという快晴。
ゆうべの嵐がうそのよう。

嵐のなか、編集Hの家に避難させてもらい、ホットワインを頂いた。
そのまま製作中の本のこと、ルネのこと、大森佑子さんのこと、転じてわれわれの文化クロニクルと出版=文化がどうなってしまうのかについて話す。
もちろん答えなどない。

徹夜ハイの頭で、いつもと違う通勤路を歩く。

耳をすます、ということについて考えつづけている。
ゆうべのヘンデルのアリア、ハイドンソナタを聴いたときの震えるような「美」に対する、畏敬。
玉川上水の緑。光と、水の音。

なぜクラシックを聴くのか、という問いにルネは、耳をすますことを知るいちばんの経験だから、と答えた。
なぜクラシックを聴くのか。
クラシックの音を止めてしばらく考える。
 
 
昼前、Hさんと、王子ホールのSさんに礼状。昼過ぎ、ふたりから返信。
Sさんは歌姫をして「プティボンねえさん」と呼んでいる。
舞台裏のてんやわんやが伝わってくる。納得。
パトリシア・プティボン、すばらしい演奏家
ルックスも奇抜な演出もフランス人らしくてかわいくて大好きだが、それにとらわれず、どうかみんなに彼女の音楽が伝わるといい。
伝わると信じたい。

音楽の力。美の力。
  
 
 
http://www.ojihall.jp/concert/lineup/2009/20091026.htm  

恋人たち

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