【Books】続 萌え男子がたり | 『トーマの心臓』『銀魂』他
とはいうものの、やはり「ルーツはオスカー」、ということを書いたのが以下の記事である。
ちなみに、わたしが大河ドラマについて「西行、西行」とうるさいのも、おそらく同じ理由なのだろう。匂いで、わかってしまうのだ。
先日の萌え男子がたりでは「まんま銀さん」の例をとったが、わたしがこの種のキャラクターが好きだとはっきり自覚したのは『トーマの心臓』(萩尾望都、小学館)のオスカー・ライザーが最初である。
銀さんにも通じるところがある、わたしの白い髪のひと。
けだるげ男子
(窓辺で煙草は「大人で不良」のトレードマーク)
甘党男子
(ヨハンナのスピリッツのパイは永遠の憧れスイーツ)
説教男子
(同級生をル・べべ呼び。複雑な生い立ちと過去編もデフォルト)
ほらね!
だからわたしはこういうオスカー・タイプのキャラクターにどうしても惹かれてしまう衝動を、「グレン・スミスの呪い」にちなんで「オスカー・ライザーの呪い」と呼んでいる。
くり返しくり返し、ことごとくオスカー・タイプ。
三つ子の魂とは、よく言ったものだ。
(2009年12月7日「乙女のクラシック」初出 旧題「オスカー・ライザーの呪い」)
- 作者: 萩尾望都
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1995/08
- メディア: 文庫
- 購入: 21人 クリック: 237回
- この商品を含むブログ (218件) を見る