【出演】OTTAVA Domenica 第30回「トロンボーン吹きに悪いやつはいない」(4月26日放送)
先週(4/19日放送分)お休みをいただき、半蔵門スタジオから初の放送です!
本日は芸劇ウインド・オーケストラの若い音
3月初旬からおよそ2ヶ月ぶりとなる「今月の芸劇ウイン
5月3日、ラ・フォル・ジュルネの地上広場
「ハーモニーを作るのが好きだから、僕たちみんな仲がいいんで
というセリフに感動。トロンボーン奏者はきっと、気のいいヤツラに違いない!
つづいて「旬の話題」では、先々週お伝えした「ブルックナーの大プロ
◇東芝グランドコンサート
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◇ポエム・ド・エクスタシー for MEN &
WOMEN ~100th Anniversary Album of Scriabin for your MYSTIC
LOVE AFFAIR - Keep Out of the Reach of Children
http://naxos.jp/digital/
今週も、どうぞすてきな一週間を♪
【3時のモーツァルト】
セレナード第9番 ニ長調 K.320(ポスト・ホルン)~第1楽章
【日曜日の本】
[林田直樹・選]
[高野麻衣・選]
1830年代、パリ。ポーランドからやってきた音楽家ショパンは、その流麗な調べと物憂げな佇まいによって、瞬く間に社交界の寵児となった。貴婦人たちが注視するなか、女流作家ジョルジュ・サンドが彼を射止めるが、その繊細に過ぎる精神は、ある孤高の画家をその支えとして選んでいた――近代絵画を確立した巨人ドラクロワとショパンの交流を軸に、華麗なるパリの時代を描く長編小説です。
ショパンの死へとつづく3年間の出来事を、画家ドラクロワを中心に、群像劇として描き出した大変な力作。出版された当時(2005年)には、ふたりの主人公はもちろん、登場人物の心の奥までを描き出した洞察力――音楽の解説書などでは絶対に味わえない生々しさに脱帽しました。書きこまれた文章から、実際にパリやポーランドを訪れてショパンの足跡を追った平野さんの愛があふれています。
さまざまな毀誉褒貶に巻き込まれながら、選ばれた者にしか理解できない深い孤独を抱えたふたりの天才の物語。21世紀を代表する音楽小説として、絶対に読んでおきたい作品です。