出演
そして明日は直接会って話をし、心をこめてキスをしよう。 いつまでも君の モーツァルト (1791年10月15日付、バーデン宛、絶筆) 「お茶会のようにくつろいで生演奏を愉しみながら、音楽に隠された物語を語りあおう!」 を合言葉に、音楽家たちの素顔にせま…
「ヴァイオリンを弾くのは、きみにとって騒音なんだろうか?」ホームズは気遣わしげに訊いた。 「弾く人によります。上手な人の演奏なら至福の調べでしょうが、下手な人だと……」 「ああ、それなら心配ないですね」ホームズは快活に笑った。「これで話は決ま…
トークとピアノ演奏で、音楽家たちの素顔にせまるお茶会クラシック。 この7月は、第6回となる「ミステリアス・バッハ」が開催されます。 「音楽の父」と称され、クラシック音楽の礎とされるバッハ。神のように語られてきた彼の音楽には、じつは「暗号」があ…
4月。新しい世界のはじまりに、胸躍る季節ですね。 私は7年ぶりに、音楽史の本の執筆を進めています。そしてモーツァルトやベートーヴェンといった歴史をたどりながら、いま「クラシック」と呼ばれている音楽が、作曲家が生きた当時には最先端だったこと、人…
トークとピアノ演奏で、音楽家たちの素顔にせまるお茶会クラシック。この4月から、めでたく2ndシーズンがスタートします! 第5回の主役は「ドビュッシー、サティと仲間たち」。 今年没後100年を迎えるドビュッシーとその友人サティ、後輩ラヴェルや「6人組(…
2月から3月へーー日に日に春の息吹を感じる、希望に満ちた季節ですね。 全国38のFM局で放送中のラジオ『Memories & Discoveries』。 今月の「クラシック・プレイリスト」では、エドガー・モローの新譜『チェロ・ソナタ集~フランク、ストロール、プーランク…
1月は、白鳥のように優雅で淑気に満ちた、クラシック・デビューにうってつけの季節。 1月20日(土)、作曲家・林そよかさんと開催する音楽講座「お茶会クラシック」第4回のテーマも、そんな季節にうってつけのチャイコフスキーです。 www.salonette.net 舞台は…
ホームズやワトスンは何を食べ、どんな音楽を聴いていた? ということで、十二夜を迎える1月6日、19世紀ロンドンの「歴メシ(歴史再現料理)」をおいしく食べる音食紀行「シャーロック・ホームズ生誕祭2018」 が開催された。 ホームズやワトソンは何を食べ、…
あけましておめでとうございます。 昨年中は変わらぬご愛顧をいただき、ありがとうございました。 2017年も『マリー・アントワネットの音楽会』をはじめ、10年続けてきた執筆活動や、このSalonetteの記事がつないでくれた、たくさんの新しい出会いに恵まれま…
来たる2018年1月6日(土)、シャーロック・ホームズの誕生日を祝して開催される 【音食紀行】シャーロック・ホームズ生誕祭2018 | eventon(イベントン) に、ゲスト出演することになりました。 主催は『歴メシ!』で話題、世界の歴史料理をおいしく食べる「音…
日曜日の朝は、いつまでたっても特別なもの。 幼い頃は、両親が聴いていたラジオから流れる音楽で、ダンスするのが大好きでした。 そんな朝を思い出す番組『DAIGOのOHAYO-WISH!!』へ、先週より2週にわたってゲスト出演。夏の特集につづいて、「親子で楽しむ…
トークとピアノ演奏で、音楽家たちの素顔にせまるお茶会クラシック。 第4回の主役は「チャイコフスキー」と「ロシア・バレエ」! 舞台は19世紀末のロシア、サンクトペテルブルク。繊細で美しいものを愛した“チャイ様”の生きた時代背景やキャラ・音楽考察のほ…
去る10月、小学生のお子さんをお持ちのすてきなママさんたちと、お気に入りのカフェでクラシック座談会を開催。朝日小学生新聞の月刊紙「朝日おかあさん新聞」一面にて、大きく掲載していただきました(11/20)。 テーマは「子どもといっしょにクラシック・…
いよいよ11月。芸術の秋ですね。 Tokyo FMほか全国38局で放送中のラジオ『Memories & Discoveries』。 今月の「クラシック・プレイリスト」では、この秋ワーナーミュージックから発売された名曲シリーズ「アーブル美術館」プレゼンツ「クラシック音楽の或る…
まもなく10月。芸術の秋であり、旅に出かけたくなる行楽シーズンでもありますよね。 10月21日(土)、作曲家・林そよかさんとの音楽講座「お茶会クラシック」第3回では、そんなふたつの願望を実現できる「リストとショパンとパリの夜」を開催することになりま…
トークとピアノ演奏で、音楽家たちの素顔にせまるお茶会クラシック。第3回は「リストとショパンとパリの夜」と題して、ご予約受付中です。 舞台は、19世紀パリ社交界。正反対のキャラクターながら、「音楽」という目的のもと認め合っていた“最強バディ”を、…
もしあなたが秋に来るのなら わたしは夏を払いのける 半分微笑んで、半分そっけなく ――エミリ・ディキンスン 今年も夏の終わりがやってきた。 どんなに暑くても、もはや夏ではない。なにかが終わってはじまるような、ト短調の、永遠に愛すべき季節。 すばら…
7月、東京・吉祥寺の霧とリボンにて、コナン・ドイル「シャーロック・ホームズ」の展覧会を共催いたします。 霧とリボン 【TOP】高野麻衣 × 霧とリボン ホームズ・オマージュ共同企画展 《The Mauve-Headed League~菫色連盟》 初登場から130年、映画やドラ…
週替わりリコメンダーを担当しているラジオ「Memories & Discoveries」(JFN系)。私、高野麻衣の7月のテーマは、ずばりシャーロック・ホームズです。 じつは、わがホームズ特集はこれが第2弾。 昨年3月には、「ホームズはヴァイオリン演奏が好きで、じつは…
五月は好い月、花の月、 芽の月、香の月、色の月、ポプラ、マロニエ、プラタアヌ、つつじ、芍薬、藤、蘇枋、リラ、チユウリツプ、罌粟の月、 女の服のかろがろと薄くなる月、恋の月、 ――与謝野晶子「五月礼讃」より 美しい5月の午後、吉祥寺の住宅街にひっそ…
この春、池袋コミュニティ・カレッジで開幕した歴史音楽サロン「麻衣とそよかのお茶会クラシック」。 第2回「革命のベートーヴェン!」の予約が、いよいよ本日25日からスタートです! 開催日:7/8 土曜 14:00~15:30 参加費:3,000円 ※お茶・お菓子付 お問合…
19世紀フランス。画家アングルに「この子はやがて絵画界のナポレオンになる」と言われた少年がいました。 テオドール・シャセリオー(Teodore Chasseriau, 1819-1856)。若干16歳でサロンにデビューし、やがてアングルの新古典主義とは決別、ロマン主義の寵…
日本におけるラ・フォル・ジュルネ2017の全日程が終了し、一週間あまりが経った。 4月末、新潟で聴いたユリアンナ・アヴデーエワのショパン「華麗なる大円舞曲」でスタートした10日間。連日の快晴で、夜風まで心地よく、いやがおうにも楽園の雰囲気――友人の…
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017、いよいよ東京にて開幕! 今年のテーマは「ラ・ダンス 舞曲の祭典」。休憩なし1時間のショート・プログラムに、映画感覚のチケット代(1500~3000円程度)で楽しめるコンサート――この春、映画『ラ・ラ・ランド』に…
ラ・フォル・ジュルネ新潟2017「ラ・ダンス」が閉幕。やはりあっというまの3日間! 今年も家族を「0歳からのコンサート」へご招待。昨年コンサートデビューした1歳半の姪とともに、井上道義 指揮シンフォニア・ヴァルソヴィアによるフィリップ・グラス&ブ…
本日28日、新潟とびわ湖を皮切りに「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017」が開幕する。 1995年、フランス・ブルターニュの都市ナントで生まれたクラシック・フェスも、日本上陸から早いもので13年目。ナントの姉妹都市、そして私の故郷である新潟での開…
五線譜の上、ふわりひとひら香る霧。 瓶の中には、音のつぶひとしずく。 留めおくことができるのは、人の記憶の中にのみ。 愛書家のための小間物ブランド・霧とリボン(東京・吉祥寺)より、5月のご案内が届きました。 直営SHOP “Private Cabinet” 2周年記念…
4月8日、池袋コミュニティ・カレッジでスタートした新シリーズ「麻衣とそよかのお茶会クラシック」、第1回が無事終了いたしました。 「お茶会クラシック」はコラムニストの私、高野麻衣と作曲家・林そよかのコンビが、「かわいくオタクで本格派」の新しいク…
三重県総合文化センターの情報誌「M NEWS(エムニュース)」の連載コラム。 音楽がどんな経緯で生まれたのか。 どんな時代、どんな人に愛されたのか――そんな「ミュージックシーン」を切り口に音楽にアプローチしています。 第4回のテーマはなんと、好評をい…
4月、池袋コミュニティ・カレッジで新シリーズ「麻衣とそよかのお茶会クラシック」が始動します。 お茶会クラシックとはその名のとおり、 お茶会のようにくつろいで生演奏を愉しみながら、クラシック音楽に隠された物語を語りあおう! という意味をこめた音…