【出演】OTTAVA Domenica 第38回「誰でもない彼の秘密」(6月28日放送)
6月最後のOTTAVA Domenicaは、2か月ぶり
フルート奏者の秘密や楽器の魅力はもちろん、恒例の林田さん体
◇翼くん&恵美ちゃんも出演!
芸劇開館25周年記念コンサート “ジョワ・ド・ヴィーヴル ~ 生きる喜び”
http://www.geigeki.jp/
旬の話題では、春季の公演を終えたばかりの野田秀樹 演出オペラ『フィガロの結婚』をご報告。おなじく神奈川での公演を終えたダンスカンパニーnoism(ノイズム)『箱入り娘』は、本拠地・新潟へ凱旋します。林田さんの愛がこもったレポートをお聞き逃しなく!
◇モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』 ~庭師は見た!~
https://www.geigeki.jp/
◇noism 近代童話劇シリーズ vol.1 バルトーク『箱入り娘』
http://noism.jp/
高野からはアートの旬をご報告。
◇美術館ウィークまとめ Vol.1
【History】幕末クロノジー! | 江戸東京博物館 特別展「花燃ゆ」 - Salonette http://www.salonette.net/
【Art】月の港を訪ねて | 国立西洋美術館「ボルドー展」 - Salonette http://www.salonette.net/
再放送は7/4(土)の午後1時から。今週もすてきな一週間をお過ごしください!
【3時のモーツァルト】
[高野麻衣・選]&【麻衣のオススメ】
先週のオススメ『ランド』(山下和美、講談社)につづき、今週も「外の世界を求める」少女を描いたミステリーのご紹介。この『誰でもない彼の秘密』もまた、装丁から目を惹く愛らしさです。ピンクの地に「ミツバチとクローバー」が描かれた上品なカバーはもちろん、カバー下から覗くイエローとグリーンとブルーの小花柄にときめかずにはいられない。作り手のこだわりが感じられます。
それもそのはず、今回の主人公兼探偵役は実在のアメリカの詩人エミリー・ディキンソン。白いドレスの静かな詩人のイメージを覆す、15歳の少女エミリーが魅力的な少女小説でもあるのです。
舞台は19世紀のアメリカの小さな町。エミリーと美青年「ミスター・ノーバディ(誰でもない彼)」の出会いからはじまる恋物語……と見せかけて、事件発生。エミリーは持ち前の観察眼を生かして捜査に乗り出します。海外文学の中でも、ヤング・アダルト小説と呼ばれるジャンルの作品なので、さらりと読めて爽快感も。各章の冒頭に添えられたエミリーの詩で、知る愉しみも味わえます。
番組では、エミリーの詩を愛したアメリカの作曲家コープランドを一緒にご紹介。「シンプル・ギフト」「遠い昔」と題された古きよきアメリカのメロディで、ディキンソンワールドに耽溺いたしましょう。