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【掲載情報】ACT4連載「ルネ・マルタンの音楽日記」にて、「声」の音楽祭とフィリップ・グラス

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7/25に発売された『ACT4』67号での話題は、マルタン・プロデュースの新しい音楽祭とふたりのピアニスト。

まず「夏のはじまりは、新しい挑戦から」ということで、5月末、ナントと同じペイ・ド・ラ・ロワール地方の都市サン・フロラン・ル・ヴェイルでスタートした、「声の岸辺 Rivages des Voix」を紹介しました。

音楽――とりわけオペラを愛した作家ジュリアン・グラックを讃える音楽祭をたちあげました。音楽祭の名前は、作家の最も有名な作品『シルトの岸辺』(安藤元雄訳、岩波文庫刊ほか)からとって、「声の岸辺 Rivages des Voix」としました。

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「声」に特化したこの音楽祭では、コルシカ島ア・カペラ・グループで「ア・フィレッタ」をはじめ、カペラ・サンクトペテルブルク、そして日本でもおなじみのイギリスのヴォーカル・アンサンブル VOCES8などの出演が話題に。これをきっかけに音楽はもちろん、文学に親しむ人が増えたらすてき!

また、今月ご紹介したCDは、ラ・フォル・ジュルネの会場では完売になってしまったレミ・ジュニエのバッハと、ラ・ロック・ダンテロン音楽祭の会場のひとつシルヴァカンヌ修道院でフィリップ・グラスピアノ曲を奏で、観客を恍惚の時空に誘ったブルース・ブルベイカーの『Glass Piano』。 

Bach - Partita No.4, Caprice Sur Le Depart

Bach - Partita No.4, Caprice Sur Le Depart

 
Glass Piano

Glass Piano

 

とくに、いまマルタンヘビーローテーションしているアルバムという『Glass Piano』は今回の取材大きな収穫でした。涼しげな音は、夏の夜にもうってつけです。

8月に入り、まだまだ暑さ厳しい今日この頃。アイスティーを片手に、大人のための知的好奇心マガジン『ACT4』をぜひのぞいてみてください。

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