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【連載】ルネ・マルタンの音楽日記 第28回「ヴィア・エテルナ(永遠への道)」

世界各地で年間1500公演を手がける音楽プロデューサー、ルネ・マルタンが、気になるアーティストや最新ディスクを紹介する音楽日記。 11/25発売の『ACT4』81号では、初の試みとなった世界遺産モン・サン・ミシェルでの音楽祭「ヴィア・エテルナ」をレポート…

【掲載】朝日おかあさん新聞一面にて「ママのためのクラシック座談会」

去る10月、小学生のお子さんをお持ちのすてきなママさんたちと、お気に入りのカフェでクラシック座談会を開催。朝日小学生新聞の月刊紙「朝日おかあさん新聞」一面にて、大きく掲載していただきました(11/20)。 テーマは「子どもといっしょにクラシック・…

【出演】Memories & Discoveries 第18回 「アーブル美術館のラブソング」

いよいよ11月。芸術の秋ですね。 Tokyo FMほか全国38局で放送中のラジオ『Memories & Discoveries』。 今月の「クラシック・プレイリスト」では、この秋ワーナーミュージックから発売された名曲シリーズ「アーブル美術館」プレゼンツ「クラシック音楽の或る…

【掲載】スケクラBEST「クラシカロイド・オン・アイス」にて、解説担当

今年もロシア大会より、グランプリシリーズ(GPS)2017開幕! ということで、本日発売のスケート・クラシックBEST『クラシカロイド・オン・アイス』にて、スケート音楽の歴史と曲目解説を執筆いたしました。 CD | アニメ「クラシカロイド」HP ジャケットは、…

【Movie】少女の過ぎゆく春 | 『#ソフィア・コッポラの椿姫』

私はオペラを愛する――それは人生と劇場の枠内に位置しているからだ。私はオペラへの愛好を『夏の嵐』の最初のシーンで表そうとした。劇場とバロックの世界――これが私をオペラに結びつける動機である。 ――ルキノ・ヴィスコンティ 映画監督によるオペラ演出。…

【新連載】Febri「アニメファンのためのマンガ案内」第1回『マロニエ王国の七人の騎士』

10月より、カルチャーマガジン『Febri』(一迅社)のリコメンドページにて、「アニメファンに読んでほしいマンガ」をご紹介することになりました。 記念すべき第1回に選んだのは、『マロニエ王国の七人の騎士』。 昨年、「少女マンガにおけるファンタジーの…

【連載】ルネ・マルタンの音楽日記 第27回「ピアノの都にて」

9/25発売の『ACT4』80号では、音楽プロでシューサー、ルネ・マルタンの原点ともいえるラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ・フェスティヴァルをレポート。「37年目の今年も、ピアニストたちすべてが珠玉のひと時を与えてくれた」という南仏の夏のひと時を、「…

【出演】Memories & Discoveries 第17回 「リストとショパンのラブソング」

まもなく10月。芸術の秋であり、旅に出かけたくなる行楽シーズンでもありますよね。 10月21日(土)、作曲家・林そよかさんとの音楽講座「お茶会クラシック」第3回では、そんなふたつの願望を実現できる「リストとショパンとパリの夜」を開催することになりま…

【お知らせ】麻衣とそよかのお茶会クラシック 第3回「リストとショパンとパリの夜」開催

トークとピアノ演奏で、音楽家たちの素顔にせまるお茶会クラシック。第3回は「リストとショパンとパリの夜」と題して、ご予約受付中です。 舞台は、19世紀パリ社交界。正反対のキャラクターながら、「音楽」という目的のもと認め合っていた“最強バディ”を、…

【Life】HIT LIST of 2017 SS 「もしあなたが秋に来るのなら」

もしあなたが秋に来るのなら わたしは夏を払いのける 半分微笑んで、半分そっけなく ――エミリ・ディキンスン 今年も夏の終わりがやってきた。 どんなに暑くても、もはや夏ではない。なにかが終わってはじまるような、ト短調の、永遠に愛すべき季節。 すばら…

【お知らせ】高野麻衣 × 霧とリボン ホームズ・オマージュ共同企画展《菫色連盟》開催!

7月、東京・吉祥寺の霧とリボンにて、コナン・ドイル「シャーロック・ホームズ」の展覧会を共催いたします。 霧とリボン 【TOP】高野麻衣 × 霧とリボン ホームズ・オマージュ共同企画展 《The Mauve-Headed League~菫色連盟》 初登場から130年、映画やドラ…

【出演】Memories & Discoveries 第16回 「シャーロック・ホームズのラブソング Vol.2」

週替わりリコメンダーを担当しているラジオ「Memories & Discoveries」(JFN系)。私、高野麻衣の7月のテーマは、ずばりシャーロック・ホームズです。 じつは、わがホームズ特集はこれが第2弾。 昨年3月には、「ホームズはヴァイオリン演奏が好きで、じつは…

【Music】METライブビューイング『ばらの騎士』を愛する4つの理由

薔薇の季節でもある6月。 今週末10日(土)から16日(金)まで、いよいよMETライブビューイング2016-17の目玉にしてフィナーレ、R. シュトラウスのオペラ『ばらの騎士』が“上演”される。 ハプスブルク王朝下のウィーン。元帥夫人マリー・テレーズは、年下の青年…

【Music】ヴェローナより愛をこめて | バッティストーニ × 東京フィルハーモニー交響楽団

卑しいわが手がもしもこの 聖なる御堂を汚すなら どうかやさしいお咎めを ――シェイクスピア『ロメオとジュリエット』 以前、「シェイクスピアの幕間」というコンサートを開催したとき、この文豪の戯曲を題材にした音楽について調べたことがある。「音楽が恋…

【Art】失われた街を求めて | 練馬区立美術館「19世紀パリ時間旅行」

午後、録画していた『ヨーロッパ王室御用達「フランス 王と妃が愛した逸品」』(NHK-BSプレミアム)を視聴。 ブルボン王朝の末裔タニア・ド・ブルボン・パルムが愛用するバカラのクリスタルグラスは、かつての王室御用達。ルイ18世が保護し、当時の先端技術…

【Event】五月礼賛 | 音と香りの実験室 ~霧とリボン企画展《菫色の実験室Vol.2〜菫色×調香》より

五月は好い月、花の月、 芽の月、香の月、色の月、ポプラ、マロニエ、プラタアヌ、つつじ、芍薬、藤、蘇枋、リラ、チユウリツプ、罌粟の月、 女の服のかろがろと薄くなる月、恋の月、 ――与謝野晶子「五月礼讃」より 美しい5月の午後、吉祥寺の住宅街にひっそ…

【お知らせ】麻衣とそよかのお茶会クラシック 第2回「革命のベートーヴェン!」開催

この春、池袋コミュニティ・カレッジで開幕した歴史音楽サロン「麻衣とそよかのお茶会クラシック」。 第2回「革命のベートーヴェン!」の予約が、いよいよ本日25日からスタートです! 開催日:7/8 土曜 14:00~15:30 参加費:3,000円 ※お茶・お菓子付 お問合…

【出演】Memories & Discoveries 第15回 「美術館でラブソング――シャセリオー展とフランツ・リスト」

19世紀フランス。画家アングルに「この子はやがて絵画界のナポレオンになる」と言われた少年がいました。 テオドール・シャセリオー(Teodore Chasseriau, 1819-1856)。若干16歳でサロンにデビューし、やがてアングルの新古典主義とは決別、ロマン主義の寵…

【Music】虹のかなたに | ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017

日本におけるラ・フォル・ジュルネ2017の全日程が終了し、一週間あまりが経った。 4月末、新潟で聴いたユリアンナ・アヴデーエワのショパン「華麗なる大円舞曲」でスタートした10日間。連日の快晴で、夜風まで心地よく、いやがおうにも楽園の雰囲気――友人の…

【Music】マエストロ、そばにいて! | METライブビューイング『イドメネオ』

30年近くもモーツァルトに恋していると、もはや彼の音楽は母の鼓動のようなもので、問答無用に懐かしい。 実際、今回のオペラ『イドメネオ』を劇場で観るのははじめてだったのだが、次々に襲いくる美旋律と懐かしさの嵐に、涙が止まらなくなってしまった(5/…

【Music】乙女のラ・フォル・ジュルネ案内2017 [後編]

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017、いよいよ東京にて開幕! 今年のテーマは「ラ・ダンス 舞曲の祭典」。休憩なし1時間のショート・プログラムに、映画感覚のチケット代(1500~3000円程度)で楽しめるコンサート――この春、映画『ラ・ラ・ランド』に…

【Travel】城下町の庭 | 春の庭百景めぐり(新潟県村上市)

ラ・フォル・ジュルネ新潟、閉幕から1日。 東京開幕までの数日、故郷にとどまり家族と5月の晴天を愉しんだ。 「城下町村上・春の庭百景めぐり」は、毎年5月のひと月、春の喜びに満ちた村上の町屋や寺、武家地区を巡り、それぞれが丹精込めて整えた庭園や盆栽…

【Music】色とりどりのリズム | ラ・フォル・ジュルネ新潟2017

ラ・フォル・ジュルネ新潟2017「ラ・ダンス」が閉幕。やはりあっというまの3日間! 今年も家族を「0歳からのコンサート」へご招待。昨年コンサートデビューした1歳半の姪とともに、井上道義 指揮シンフォニア・ヴァルソヴィアによるフィリップ・グラス&ブ…

【Music】乙女のラ・フォル・ジュルネ案内2017 [前編]

本日28日、新潟とびわ湖を皮切りに「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017」が開幕する。 1995年、フランス・ブルターニュの都市ナントで生まれたクラシック・フェスも、日本上陸から早いもので13年目。ナントの姉妹都市、そして私の故郷である新潟での開…

【お知らせ】霧とリボン 企画展《菫色の実験室 vol.2〜菫色×調香》にて、サロンコンサート開催

五線譜の上、ふわりひとひら香る霧。 瓶の中には、音のつぶひとしずく。 留めおくことができるのは、人の記憶の中にのみ。 愛書家のための小間物ブランド・霧とリボン(東京・吉祥寺)より、5月のご案内が届きました。 直営SHOP “Private Cabinet” 2周年記念…

【Event】麻衣とそよかのお茶会クラシック 第1回「マリー・アントワネットはモーツァルトがお好き?」

4月8日、池袋コミュニティ・カレッジでスタートした新シリーズ「麻衣とそよかのお茶会クラシック」、第1回が無事終了いたしました。 「お茶会クラシック」はコラムニストの私、高野麻衣と作曲家・林そよかのコンビが、「かわいくオタクで本格派」の新しいク…

【掲載情報】SPA!にて、木村拓哉さん単独インタビュー!

はじめてのSMAPインタビューから3年。 本日発売のSPA!にて、木村拓哉さんの単独インタビューを担当いたしました。 nikkan-spa.jp 4月29日公開の映画『無限の住人』で、20年以上第一線を走り続ける自身の鏡写しのような「不死身の男・万次」を演じた木村拓哉…

【連載】M NEWS CLASSIC 第4回「華麗なる一族――おんな大公テレジアはハイドンがお好き!」

三重県総合文化センターの情報誌「M NEWS(エムニュース)」の連載コラム。 音楽がどんな経緯で生まれたのか。 どんな時代、どんな人に愛されたのか――そんな「ミュージックシーン」を切り口に音楽にアプローチしています。 第4回のテーマはなんと、好評をい…

【Music】LAST NIGHT AT A THEATRE -昨夜、とある劇場で- [完全版]

夜の劇場、それはナイトスポットの中でも、特に憧れる場所のひとつ。 というわけで、「夜のときめき」を特集した紙版『花園magazine』Vol.9 2016 秋冬号に、コラム「LAST NIGHT AT A THEATRE -昨夜、とある劇場で-」を寄稿させていただいた。 【お知らせ】紙…

【掲載情報】「池田理代子 デビュー50周年記念展」オフィシャルブックにて、「池田作品×音楽」エッセイ

3月8日の国際女性デーにスタートした「池田理代子 デビュー50周年記念展 -ベルばらとともに-」。圧巻の原画の数々、もうご覧になりましたか? 日本橋を皮切りに全国巡回するこの展覧会のオフィシャルブックに、光栄にも「池田作品×音楽」エッセイを寄稿させ…