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プリンセス

【掲載情報】25ans 11月号「これがエレ女の美容道!」にてプリンセス対談

9/28発売の25ans 11月号「これがエレ女の美容道!」にて、王室ジャーナリストのにしぐち瑞穂さんとのプリンセス対談を対談を掲載していただきました! 今年で35周年を迎えた25ans美容の総まとめとして、今月は真正面から「エレ女の美容道」に向き合います!3…

【出演】OTTAVA Domenica 第49回「宮廷/祈り」(9月13日放送)

今月のOTTAVA Domenica Specialでは、ワンテーマで綴る2時間の音楽プログラムを、毎週2本ずつお送りします。 第2週のテーマは「宮廷」と「祈り」。音楽史を牽引してきた王侯貴族や教会と音楽家たちの関わりを軸に、権力はほんとうにただの悪なのか、「ノ…

【Stage】父の娘、シシィ | ミュージカル『エリザベート』

「父の娘」とはユング派の女性分析家によって1980 年代に生み出された概念で、「父なるもの」の強い影響下にある女性といった意味をもっている。父の期待に添うように、愛に応えるように、父を規範として成長した娘たちは、頭の中身も父に似通ってくる。そし…

【Stage】雨の真夜中にタクシーを | ミュージカル『サンセット大通り』

5月に宝塚歌劇団を退団した夢咲ねねの初舞台へ(7/9 赤坂ACTシアター)。 アンドリュー・ロイド=ウェバーによる名作ミュージカル『サンセット大通り』。 舞台は1940年代のハリウッド。大女優ノーマ・デズモンドのあまりに残酷な生きざまと、耽美かつエモー…

【Life】恋人は6月に花咲く ~バラとともに暮らす3つのTIPS

6月である。 春からすこしずつラジオ学習しているフランス語のテキストがバラの花。それだけで幸福なくらい、私はこの花がすきだ。 バラは6月の誕生花。季語も夏。でも、6月ときいて梅雨よりバラを連想するようになったのは、10代のころに出会ったロバー…

【Stage】闘うプリンセスと七月革命 | ミュージカル『レ・ミゼラブル』

ミュージカル『レ・ミゼラブル』を鑑賞(5/18 帝国劇場)。 お目当ては、エポニーヌ役・平野綾。『モーツァルト!』のコンスタンツェ役で大ファンになり、今年のプリンセスのひとりに掲げている注目の人である。 【Life】The Princess Year 2015~極私的・姫…

【Life】MY FAVORITE PINKS FOREVER~わたしのイケピンクLIST

すっかり春である。 ちょうど一週間前にピンク色でいっぱいのパーティーへ出席して以来、ピンクへの愛が止まらない。一年中大好きな色だけれど、この時期はとりわけ目立つし、心が浮き立つ。おとといは目白の椿山荘で、きょうは前田侯爵邸の庭でお花見を。上…

【Art】いとしきロココの肖像 | 国立新美術館「ルーヴル美術館展」

3月。帰京して一息、めぐみさんとルーヴル美術館展へ(※撮影は2/20内覧会にて)。 今回のルーヴル展、副題は「日常を描く――風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」。厳選された約80点を通して、16世紀から19世紀半ばまでのヨーロッパの人々の暮らしを覗き見る…

【Movie】映画祭の女王 | 宮沢りえと『紙の月』

アカデミー賞の季節。ラジオでも語ったジュリアン・ムーア(主演女優賞、3/1放送)や、タイムリーに試写へ行くことができた『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(脚本賞)など、映画ネタが山積している。 今夜は日本アカデミー賞の授賞…

【Stage】エトワール、夢のあとさき

西の友人から、星組通信が届いた。まもなくはじまる戦いへの決意とトップ娘役への愛をこめて、コラムを再掲する。 きっかけは、「トップ娘役」の夢咲ねねだ。彼女をはじめて意識したのは2010年夏、雑誌『宝塚GRAPH』の表紙だった。金髪のウェーブヘアに、ふ…

【Stage】トップ娘役の条件 | ミュージカル『アーネスト・イン・ラブ』

週末、宝塚花組のミュージカル『アーネスト・イン・ラブ』を鑑賞。 オスカー・ワイルドの傑作喜劇『まじめが肝心(The Importance of Being Earnest)』を原作に、ブロードウェイがミュージカル化。ワイルドの皮肉たっぷり英国芝居のセリフ(一言多い)が、…

【Life】Read Gracefully プリンセスの読書ライフ~実践編[2]ルクレツィア・ボルジア

あいかわらず、ルクレツィア・ボルジアに夢中である。 この“高雅な公爵夫人”について書きはじめてから、何をしてもルネサンスのイタリアが目につく。誰かに囚われているときはいつもそうで、読書も選曲もすべてが楽しい。 せっかくなので、『花園magazine Vo…

【Life】The Princess Year 2015~極私的・姫キャラリスト

三が日最後の夜、今年も海老蔵ドキュメンタリーをながめ、友人と語りあった。 過去の屈託と、それにともなう視野の広さ。「未来へつなごう」という意志。自分の存在が影響力を持っていることも、敵をつくりやすいこともよくわかっている海老蔵の、生まれなが…

【Life】HIT LIST 2014 vol.1 「美しき女たち」

2014年は、さまざまなスタートの年でした。 このSalonetteのリニューアルもそのひとつ。1年の終わり、アルバムの写真を整理するように、ゆったりとすてきな思い出を振り返りました。 感謝をこめて、恒例のHIT LISTをご紹介します。 ART Teaser of "Rei…

【掲載情報】25ans 12月号「帰ってきたプリンセス美容」特集にてプリンセス・カルチャーガイド

2013年、姫マインドについてのコラムがご好評をいただいた25ans「プリンセス美容」特集が帰ってきました! 今回はコラムも大増量。「2014年「プリンセス」はしなやかに強く!」というテーマで、『アナと雪の女王』『マレフィセント』からリアルな王室の動向…

【Music】王妃の音楽サロン | 西山まりえ「ご令嬢たちのハープのお稽古」

西山まりえ「ご令嬢たちのハープのお稽古」へ。アントワネット王妃の音楽サロン、という副題どおり、王妃御用達ハープとロココの音楽に満たされた2時間。 「わたしの好きなものぜんぶ!」という多幸感に浸った。 マリー・アントワネットが、ヴァレンヌ逃亡…

【Life】HIT LIST of 2014 Summer

8月のおわりに、あいかわらず夏休み感覚のまとめ日記を。 ●PRINCESS● この夏いちばん印象に残った出会いは、安倍なつみさん。トップアイドルから10年、ソロとしてもがきながらも歩みつづけてきた彼女の、集大成ともいえるアルバム『光へ -Classical & Cross…

【Art】美しく治め、美しく生きた | メトロポリタン美術館「女王と女神」展

メトロポリタン美術館「女王と女神」展の内覧会へ。テーマは「美しく治め、美しく装い、美しく生きた」女性たち。 偉大なる女王ハトシェプストの像にはじまり、王妃や姫君たちがつま弾いたハープ、アクセサリーや手鏡、化粧道具に至るまでがていねいに陳列さ…

【Life】HIT LIST of 2013 AW @MAI TAKANO

こんにちは、高野麻衣です。 お正月のしつらえも整った大晦日の午後、ゆったりとすてきな1年を振り返りました。 感謝をこめて、恒例のHIT LISTをご紹介します。 ●WORKS 2013年は、仕事の幅が飛躍的に広がった年でした。写真の「タカラヅカゴージャス」(25a…

【Life】Read Gracefully プリンセスの読書ライフ~実践編[1]Marie Antoinette

こんにちは、高野麻衣です。 紙版「花園magazine」Vol.3の発売から、早いもので1カ月。お買い上げいただいた皆さま、メッセージをくださった皆さまに心より御礼申し上げます。通販はひきつづき受付中。バックナンバーのうちVol.1の英国特集は在庫僅少となっ…

【Movie】反逆者の矜持 | 『ダイアナ』

こんにちは、高野麻衣です。 言霊の力というのは大きいもの。年頭にプリンセス・イヤー宣言をしたおかげで、ここにきて数多くのプリンセス関連業務にお声かけいただくようになりました。有難いことです。愛を叫ぶことは、ほんとうに大切ですね。 そんななか…

晴雨計 第6回 「姫キャラでごめんあそばせ」

9月です。お世話になっている企業の受付嬢が、出産のため退職することになりました。京美人の彼女は、ジル・スチュアートやヨーロッパのお城やロイヤル・セレブの話題で盛り上がれる貴重な女友だちでした。おっとりやさしく笑い上戸。「プリキュアの主人公…

【Art】女王陛下万歳!~秋の英国美術展スペシャル~

日曜日に、横浜洋館めぐりをしました。 学芸員の友人に歴史博物館(旧横浜正金銀行本店)を案内してもらい、そこで紹介されていた県庁(キングの塔)や税関(クイーンの塔)、開港記念会館(ジャックの塔)を眺め、山下公園の向かいにあるホテルニューグラン…

晴雨計 第3回 「オペラ泥棒」

「Aimer 君だけを Aimer 愛している」―― 先週から、鼻歌が止まりません。念願だった宝塚歌劇団星組のミュージカル『ロミオとジュリエット』を観劇したからです。 シェイクスピアによる英国産の名戯曲を、隠れたミュージカル大国フランスがサスペンスフルにこ…

【Stage】乙女のタカラヅカ案内Vol.1~わたしが愛する3つの理由

こんばんは、高野麻衣です。 2週間あまりにわたったラ・フォル・ジュルネ全国ツアー(新潟、京都、東京)とその残務も終え、すこしほっとした週末。ごほうびに、東京公演がはじまったばかりの宙組『モンテ・クリスト伯/Amour de 99!!』を観劇してきました…

【Life】The Princess Year 2013~姫キャラでごめんあそばせ

あけましておめでとうございます。高野麻衣です。 昨年は、新刊『マンガと音楽の甘い関係』の執筆やたくさんの出会いを通して、自分の核を見つめなおす一年になりました。 とりわけ壮大なプロジェクトになりそうなのがこの、花園magazine。ずっとやりたかっ…

【Stage】乙女のタカラヅカ案内、はじめます

こんにちは、高野麻衣です。 去る18日の文学フリマ、および通販にて紙版「花園magazine」第1号をお求めいただいたみなさま、ほんとうにありがとうございました。おかげさまで用意した100部が完売いたしましたので、昨日、受付を一度締め切らせていただきま…

【Art】それはわたしの恋人/ルドゥーテの「バラ図譜」展とコンサート

6月になれば思い出すのもの―― わたしはだんぜんバラの花。年ごとの薔薇見(ばらみ)のせいかもしれないし、バーンズの詩のせいかもしれない。 ああ 恋人は赤い赤いバラのよう 6月に花咲く ああ 恋人は音楽のよう 甘い調べ ここには美しいものの象徴――最上…

【Stage】花咲ける乙女道

長いあいだ、 「乙女の必須科目、タカラヅカをどうして観ないの!」 「宝塚“おとめ”なのに!」 「マリー・アントワネットといえば花總まりなのに!」 という叱咤激励を受けてきた。おもに男性から。 ええ、みなさん、おっしゃるとおりでした。私は物心ついて…

Victorian Dictionary~英国王室史②

夜のリージェント・ドック。 船乗り上がりの老人が少年に語りかけている。 「エジプトにできた運河のせいで…古い船の時代はもう終わりよ。新しい時代が来るのさ」 シエル・ファントムファイヴが生まれた1875年、英国はスエズ運河のエジプト領土を購入してい…