2015-01-01から1年間の記事一覧
今週のOTTAVA Domenicaのテーマは「旅」。 波の音が聞こえるOTTAVA特設ビーチスタジオ(?)より出発し、アラビア海から地中海、太平洋にを渡ってアフリカ、オーストラリアやアメリカ大陸まで、異国情緒たっぷりの航海の旅に出発しましょう! モンセラート修…
「父の娘」とはユング派の女性分析家によって1980 年代に生み出された概念で、「父なるもの」の強い影響下にある女性といった意味をもっている。父の期待に添うように、愛に応えるように、父を規範として成長した娘たちは、頭の中身も父に似通ってくる。そし…
8月最初のテーマは「夏空とボーイズライフ」。 夏休みの子どもたちを思わせるどこかなつかしい楽曲や、少年合唱団、そしてを天使にまつわる音楽までご紹介いたします。 コープ:オペラ「氷の山」~第3幕「夏」 シューマン:子どもの情景~子どもは眠る、詩…
7/25に発売された『ACT4』67号での話題は、マルタン・プロデュースの新しい音楽祭とふたりのピアニスト。 まず「夏のはじまりは、新しい挑戦から」ということで、5月末、ナントと同じペイ・ド・ラ・ロワール地方の都市サン・フロラン・ル・ヴェイルでスター…
「大気圏突入!」というセリフに興奮しない人がいるだろうか。 ホワイトベースのメインブリッジを模したスペースで、大気圏突入をめぐる戦いを体感する。ブライトやミライの作戦指揮、目の前で繰り広げられるガンダムとシャアザクの戦い――『機動戦士ガンダム…
東京都庭園美術館で開催中の「アール・デコの邸宅美術館」展内覧会へ(7/16)。 今回の展覧会は、旧朝香宮邸そのものを鑑賞する「建築をみる2015」展とコレクターたちが収集した名品を集めた「ART DECO COLLECTORS」展の2本立て。去る5月に重要文化財に指…
※サティ展&METライブ招待券プレゼント企画へのたくさんのご応募、ありがとうございます。応募の締め切りは本日。また、再放送は8/1(土)午後1時からです。 今週のOTTAVA Domenicaのテーマは「フラトレス(兄弟、同志)」。夏の午後を彩る涼しげな音楽ととも…
※プレゼント企画へのたくさんのご応募、ありがとうございます。応募の締め切りは26日(日)まで。また、本日の再放送は25日(土)午後1時からです。 本日のテーマは「海のアリア」。あすの「海の日」にあわせて、大西洋に北海、アドリア海……さまざまな色合いの…
©Kitamikado, Macias 二期会のオペラ『魔笛』初日へ(7/16 東京文化会館)。 演出家・宮本亜門のヨーロッパでのオペラ演出デビューということで話題になった、リンツ州立劇場との共同制作公演。テーマは“家族愛”ということで、舞台はおとぎ話のエジプトから…
先週末より、7月の定期演奏会がスタートした東京フィルハーモニー交響楽団。 12日には、夏の午後にぴったりの瑞々しいモーツァルト、そして迫力のチャイコフスキー交響曲第5番で奮い立たせてくれました。「これほどの情熱がこめられていたとは!」と揺さぶ…
5月に宝塚歌劇団を退団した夢咲ねねの初舞台へ(7/9 赤坂ACTシアター)。 アンドリュー・ロイド=ウェバーによる名作ミュージカル『サンセット大通り』。 舞台は1940年代のハリウッド。大女優ノーマ・デズモンドのあまりに残酷な生きざまと、耽美かつエモー…
本日は「エリック・サティとその時代展」&「METライブビューイング2015アンコール」スペシャル。この夏大注目の音楽系イベントを、なんと招待券プレゼント付きでご紹介します! 最初にご紹介するのはサティ展。"眼を持った唯一の音楽家" サティの活動を軸に…
今回も「エリック・サティとその時代展」のお話を。 前回、ミント色の壁に音符のように並んだ『スポーツと気晴らし』までをご紹介したが、その中身をよく見てみよう。 『スポーツと気晴らし』は1914年、社交界で活躍したヴァランティーヌ・グロスを介して知…
エリック・サティ(1866-1925)は、20 世紀への転換期に活躍したフランスの作曲家だ。芸術家たちが集ったモンマルトルのキャバレーで作曲活動を開始し、生涯を通じてパリの名だたる芸術家たちと交流した……ことはよく知られている。 親友ドビュッシーに、彼が…
©ROF, 2013 ランス、という地名で思い出すのは「式はランスの教会だ」である。 その昔、大好きなシャルル・ドゥ・アルディがプロポーズのことばとして囁いていた(藤本ひとみ『愛は甘美なパラドクス』)。彼はフランス王家に連なる貴族の末裔。おそらくアル…
7月最初のOTTAVA Domenicaは「黒船が来た!」。 本日の目玉は「METアンコール・スペシャル」前編。これまで9年間の傑作のなかから、選りすぐりのMETライブ音源が、ついにニューヨークからやってきました! 本日ご紹介したのは、 ヴェルディ:歌劇「マクベ…
©魂依保存委員会 伊勢丹新宿で開催中の「和の事はじめ×めいたん呉服店」へ(7/2)。 お香や書道などの和文化の楽しみ方を紹介する「和の事はじめ」と、今夏劇場アニメ公開が話題の人気乙女ゲーム『明治東京恋伽』(通称:めいこい)がコラボ。あの伊勢丹で、…
本日発売の『のだめカンタービレ~ネイルカンタービレ』DVD-BOX1/ BOX2のブックレットにて、コラム「『のだめカンタービレ~ネイルカンタービレ』を彩る音楽」を掲載していただきました。 完成品を送っていただき感動したのですが、DVD-BOXはマカロンカラー…
美術館ウィーク、ラストは薔薇の咲く三菱一号館美術館へ。 週末にスタートした「画鬼・暁斎:幕末明治のスター絵師と弟子コンドル」展は、河鍋暁斎と三菱一号館を設計した英国人建築家コンドルの師弟関係をフィーチャー。ここでしか味わえない贅沢タイムトリ…
6月最後のOTTAVA Domenicaは、2か月ぶりの芸劇ウインド・コーナーから。フルートの杉山翼さん&窪田恵美さんをゲストに迎えます。 フルート奏者の秘密や楽器の魅力はもちろん、恒例の林田さん体験コーナーも。 強力な新キャラ(天然王子&ツッコミ系女子)…
美術館ウィーク、2日目は乃木坂へ。 国立新美術館でスタートした 「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展 from 1989」は、われわれの世代にはたまらない思春期再放送博覧会だった。 1989年というのは、忘れられない年だ。はじめに昭和が終わり、天安門事件が起…
今週のSalonetteは美術館ウィーク。まずは本日スタートの「ボルドー展」内覧会へ。 2007年、ガロンヌ河岸の歴史地区を中心とする街の一帯が世界遺産に登録された「月の港ボルドー」。「どうして月の港?」「世界一エレガントな街ってなぜ?」という疑問に応…
本日は「夏至祭の夜」と題して、北欧の白夜の幻想的なお祭りや、妖精と魔物が飛びかう不思議な音楽を特集します。登場するのは、 アルヴェーン「夏至の徹夜祭」 グリーグ「5つの詩~第2番:私は夏の夕べにさまよい」 ムソルグスキー「はげ山の一夜」 ドビ…
まもなく夏至。 ここ数年、夏になるととりわけ香りが恋しくなる。草花の香り、水の香り、夜風の香り、太陽の香り、雨の香り。無意識に感じていた香りに、どんどん敏感になっていく。 最近友人に「おちこんだとき、気分を上げるためにすることは?」と聞かれ…
「奇兵隊士武廣遜ほか写真」明治2年(1869)9月/個人蔵 2015年大河ドラマ特別展「花燃ゆ」の内覧会へ(6/17 江戸東京博物館)。 幕末から明治を舞台に、吉田松陰の妹・文と周囲の人々を描いた今年の大河ドラマ。長州藩の久坂玄瑞や高杉晋作ら、松下村塾の門下…
まもなく夏至。 東京フィルハーモニー交響楽団7月の定期演奏会は、馥郁たるヨーロッパの香りがただよう、初夏にぴったりなプログラム! ――ということで、定期公演プログラム5月号および公式サイトにて、聴きどころコラム「音楽で分かちあう、親密(インテ…
本日のテーマは「ばらの咲く庭」。6月に咲く愛すべき花を主役に、雨にぬれた庭の情景や英国庭園のようすを表現しました。表題のラターのマニフィカトのほかにも、演奏曲リストのことばたちがあまりに美しかったので、一部を抜粋してみましょう。 ドビュッシ…
1945年、戦後のパリで"Open your Appetite!"(好奇心を解放させて)を合言葉に創刊された雑誌「ELLE」。 本日は盟友ガーリエンヌと、女性とともに70年を歩みつづけたELLEのイベント「ウーマン・イン・ソサエティ(社会を生きる女性)」へ行ってきた。 日本で…
そのオペラの名は『ばらの騎士』という。 照明が落ちた劇場に最初に鳴り響くのは、4本のホルンの雄叫び。寄りそうようにまとわりつくストリングス。そしてまたホルンがいななく。いななきはストリングスとともに次第に切羽詰ったように上昇し、頂点に達した…
2周年を迎えた連載「ルネ・マルタンの音楽日記」。 『ぶらあぼ』時代から数えると丸9年。フランスや世界中で活躍している音楽プロデューサー、ルネ・マルタンの“世界唯一の担当編集者”として、彼の近況やお気に入りCDをご紹介しています。 5/25に発売され…